潮吹き 3

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私の夫は、一回り以上年上だ。政略結婚だったから、私は夫に恋愛感情を持ったことがない。

夫もきっと、私の家柄や容姿に惹かれたのであって、私の内面を好きになったわけではないだろう。だって、お見合いしたときには、もうほとんど結婚が決まっていたんだし。

幼稚園から短大まで一貫教育のお嬢様学校に通っていたせいで、私は男性とほとんど話したことがない。男性と一番たくさん話した記憶は、幼稚園のときに、サトルというお兄さんに一日遊んでもらったことぐらいだ。

いろんなことを知っていて、やさしくて、かっこよかった(顔は覚えてないけど)お兄さんが私の初恋だったと思う。でも、それ以来、会うことも噂をきくこともなかった。

だいたい、そのお兄さんがどこの誰かもわからないのだ。唯一、記憶に残っているのは、そのお兄さんをサトルお兄ちゃまと呼んでいたことくらい。

偶然だけど、私の夫もサトルという名前だ。だから、セックスのときは、目を閉じて、サトルさんとつぶやく。

今、私を抱いているのはサトルお兄ちゃまだと想像すると、セックスがちょっと気持ちよくなるような気がする。夫とのセックスはかなり苦痛だ。

いっそ淡白に自分勝手に射精するとか、外に愛人を作ってくれればいいのにと思うくらい、ねちっこくしつこく体をいじられる。私はもしかすると、不感症なのかもしれない。

セックスが気持ちいいと思えないのだ。夫はいわゆる成金で、私は没落貴族の娘だ。

こういう組み合わせで、夫婦仲がいいという話を私はきいたことがない。今日、暇つぶしに入った夫の書斎で、「女の悦ばせかた」という本をみつけた。

Gスポットの探し方とか潮吹きのコツなどの性のテクニックがたくさん書かれている。ああ、これか、と私はげんなりした。

この本のせいで、最近、夫は私に潮吹きさせようとしつこいのか。おまんこの奥が痛くなるくらいしつこく指でさわられて、潮吹きどころではないのだ。

そんなに潮吹きがいいなら、潮吹きできる女性とセックスしたらいいのに。私はため息をつきながら、本を元の場所に戻した。

なにか面白い本はないかと、本棚を眺めていると、一冊だけ埃の付いていない本をみつけた。「文学概論」

やたら分厚いその本は、開いてみると、中がくりぬかれていて、鍵が入っている。どうやら、机の引き出しの鍵らしい。

私はなんだかわくわくして、夫の机の引き出しの鍵を開けた。もしも、夫にとって弱みになるようなものをみつけられたら、それをネタに性生活を回避できるかもしれない。

潮吹きさせようとしつこく膣壁をこすられるのが、私にとって拷問のように苦痛だったのだ。引き出しに入っていたのは、古い写真だった。

幼稚園くらいの私と背の高い男性が並んで笑っている。そのぼろぼろの写真を見たとき、私の体を電流が走った。

これはサトル兄ちゃまだ・・・。どうして、どうして夫が彼と私の写真を持っているのだろう。

私は仕事から帰ってきた夫にきかずにはいられなかった。夫の年寄りじみた真っ白な髪に、えらそうに蓄えられたひげをみるたび、私はお金で買われたような気分になる。

夫は写真をみて驚いていたが、やがて悲しそうに目を伏せた。「その方は今、どこにいらっしゃるの?」

忘れたと思っていた初恋は、私の中に強く根付いていたみたいで、私は興奮していた。「ここにいるよ。」

夫は照れたように笑いながら、そう答えた。なかなか信じようとしない私に、夫は自慢のひげを剃ってみせた。

老けてはいたけれども、確かに写真の男性だった。「ウソ・・・あなたがサトル兄ちゃまだったなんて・・・。」

「アイをお嫁さんにするって約束しただろう。お嫁さんにもらえるようにがんばっていたら、年をとってしまったんだ。」私は涙がとまらなかった。

「早くいってくれたら・・・。」夫に抱きつきながら、そういうと、

「気がつかないみたいだったから、幻滅させたくなかったんだ。」といいながら、私の髪をなでていた。

現金なことに、その晩から私の不感症は治ってしまった。潮吹きもできるようになったくらいだ。

夫は、「嬉しいけど複雑だな。」と苦笑いをしていた。人形のように何をどうしても不感症だった妻が、いきなり潮吹きになったら、確かに今までの努力はなんだったのかと思ってしまうかもしれない。

でも、心が通い合っていたとわかったときから、夫の手がふれるだけで、私の体は敏感に反応するようになってしまった。夫の舌も気持ち悪いと思わなくなった。

やり方を教わって、フェラチオもするようになったし、痛いほどこすられなくても潮吹きできる。「女遊びをしなかったせいか、何をしてもアイを悦ばせてやれないみたいだから、誰か若い遊び人でも雇おうかと思っていたよ。」

サトルはセックスが終わった後、私を腕枕しながら、そんなことをいう。こんなに愛されていたのに、どうして私は気がつかなかったのだろう。

私が射精を終えた夫のちんぽを手でさわっていると、すぐにむくむくと勃起する。まだ奥の方にさっき射精された精子が残っているおまんこに、またちんぽを挿入されて、私はあられもなくあえぐ。

「もっと・・・もっとちょうだい・・・サトル兄ちゃま・・・。」夫は私を満足させようと、激しくちんぽを打ち付ける。

クリトリスを後ろから指でいじられ、背中を強く吸われる。「ああっ!イく・・・イくわ!」

私は頭が真っ白になるくらいアクメを感じて、ベットに倒れこんだ。さっきの射精より、多少、量の減った精液が私のおまんこに射精された。

まるで精子を奥へ導こうとするように、私の膣壁はびくびくと震えている。いや、一滴でも多く精液を搾り取ろうとしているのかも。

この分だと、夫の子供を身篭る日もそう遠くないだろう。深くイくと妊娠しやすくなるというし。

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